ひょんなことから、メインマシンの構成を Ryzen に切り替えました。今までの構成を残しておきたかったので、最低限必要な CPU、マザーボード、メインメモリを入れ替えました。
入れ替え前のマシン構成は以下の通り。
- CPU: Core i5-4690
- マザボ: ASUS H97M-PLUS
- RAM: PATORIOT PSD316G1600KH (2 セット = 32GB)
- グラボ: ASUS STRIX GeForce GTX 960 STRIX-GTX960-DC2OC-2GD5
入れ替え後はこうなりました (価格は購入時 2019年1月12日のもので税抜き)
- CPU: Ryzen 7 2700 (32,980円)
- マザボ: GIGABYTE B450 AORUS M (9,800円)
- RAM: Crucial CFD BALLISTIX SPORT W4U2400BMS-16G (31,300円)
- グラボ: 変更なし
すべてツクモexで購入。これまで作ってきた自作 PC は全部ここで買いそろえてるなあ…
換装時ちょっと横着したりして、これどうやって外したっけ?とか、これどれ挿せばいいんだっけ?とか悩みつつでしたがなんとか組み上げました。
換装にあたり OS の再インストールは掛けていません。
無事に起動したかな?と思ったら、ようこそ画面で GSOD *1 が出てしまい、それを何度も繰り返すので、Insider Preview のせいなのか、クリーンインストールせず横着しようとしたせいなのか?と思ってみたところ、エラーの情報をよく見ると
SYSTEM SERVICE EXCEPTION
AsIO.sys
と書かれていたのでググってみると、この記事にあたりました。
tea2ka.hatenablog.com
ASUS のマザーボードから他社のマザーボードに換装したときに起きる問題のようで、まさに同じ条件でした。
何度も GSOD を繰り返すと、Windows は異常を検知して起動オプションを自動表示してくれるのですが、ボタンしか表示されていない、文字が出ないひどい状態だったため、手元に用意していた起動用 USB メモリースティックを使って起動オプションを立ち上げました。
これはなんだ…? pic.twitter.com/FC8rFUr6kC
— 綾野ちい✨アヤノフ@C95(日)東ロ51a (@ChiiAyano) 2019年1月12日
上記記事の通りセーフモードとして起動したいのに、起動オプションに「セーフモードへ移行する」ようなコマンドが一切用意されていません。そんなときは、ひとまずコマンドプロンプトを起動し、Windows PE コマンドプロンプト上からブートスイッチを切り替えれば OK です。
cd /d C:
bcdedit /set {default} safeboot minimal
このあと exit して戻り続行するか、電源を一度落としてもう一度起動しなおします。
するとセーフモードに入るので、記事の通りサービスから ASUS Com Service などの ASUS 関連サービスを「手動」に切り替えてスタートアップ時に動かないようにします。
Program Files / Program Files (x86) にある ASUS 関連フォルダーのリネームもしておきます。
それが終わったら、セーフモードに入らないよう msconfig を開き、[ブート] タブを開いて [ブート オプション] の [セーフ ブート] のチェックを外して [OK] をクリックして再起動します。
そうするとようこそ画面でも GSOD が出なくなります。
CPU およびマザーボードが変わっているので、Windows は別 PC としてライセンス認証をやりなおさなければなりません。
Microsoft アカウントにライセンス情報をリンクしてあれば再認証は楽…だと思っていたのですが、上記記事の通り、まずローカルアカウントを作るか何かしてそのアカウントにログインした状態にし、あらためて再認証時に Microsoft アカウントにログインするといったことをしないと、Microsoft アカウントの読み込みに失敗します。
さらに、僕の環境が特殊 *2 なのか、Insider Preview だからなのか、一覧に表示されている PC の情報を選んでもライセンス認証が通らず、結果的に手元にあったプロダクトキーを入力 *3 することで何とかライセンス認証を通すことができました。
そんなこんなで無事換装ができたマシンでタスクマネージャーを開いたときのこれ。楽しいですよね
換装した一番の決め手は、DTM 時の DAW でのミックスダウンの遅さだったんですが、Ryzen にしたところあまり変わらないどころか体感遅くなったような気がします。
これまで4コア4スレッドでそれぞれをほぼ 100% ぶん回して頑張ってたのが、全体で10~30%くらいでちまちま頑張ってる感じ。今まで体感45秒~1分くらいかかってた *4 のが、今の環境で実際に計測してみると1分半~1分45秒ほどでした。うーん。数の暴力で爆速化を期待してたんですが、ちょっと期待外れ感。
SONAR (または現行でいう Cakewalk by Bandlab) の Ryzen に対する処理が甘いのかどうかはこれから調査してみようかと思います。別 DAW に乗り換えも検討…かなあ。
とはいえ、新しい世代の CPU に換装することができたので、これでまた3年4年は生きていけるマシンになったと信じています。
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