おことわり: すべて憶測に基づく雑な記事です。参考にしたものはなく、僕が普段 Windows 10 Mobile 端末を使っていて思ったことなどから導き出した話です。ただのたわごと・ポエムだと思って雑に見てください。
土曜日はさわやかに、日曜日は Foursquare Meetup に参加していて気付いてませんでしたが、土曜日に新しい Insider Preview が発表されてから、W10M クラスタがちょっとだけザワザワしてるのを月曜に知りました。
例えばおでさんが記事にするくらいに気にされてるところが、今後の Insider Preview 対応の端末についてです。
・ HP Elite x3 ・ Microsoft Lumia 550 ・ Microsoft Lumia 640/640XL ・ Microsoft Lumia 650 ・ Microsoft Lumia 950/950 XL ・ Alcatel IDOL 4S ・ Alcatel OneTouch Fierce XL ・ SoftBank 503LV ・ VAIO Phone Biz ・ MouseComputer MADOSMA Q601 ・ Trinity NuAns NEO
日本で発売されている、ドスパラの Diginnos Mobile DG-W10M や、ヤマダ電機の EveryPhone に、FREETEL の…なんでしたっけ。といった、2016 年に相次いで登場した電話たちは非対応となりました。
Creators Updateの配信端末は限定されるようですod10z.wordpress.com
また、pnp0a03 さんが Windows 10 Mobile に対して悲観的な記事を書いています。
これらを勘案して、僕が思う Windows 10 Mobile の未来を考えてみます。
Windows 10 Mobile は Windows 10 ARM 版に統合される
…というのは、Windows まわりを追っている人にとってはわかりきった未来かなと思うところです。2016 年 12 月には正式に ARM 版の Windows 10 OS が発表になっています。
ARM 版 Windows 10 は、Windows 8 のころ登場した Windows RT ができなかった、ARM で x86 のアプリ (特に Win32 アプリ) が動作するとあって、「真の Windows スマートフォンになるのでは」と期待を込めた記事もありました。
この点から、ARM 版の Windows 10 に Windows 10 Mobile は統合されるものだと強く思っています。ARM の上で Win32 アプリが動作できるようになると、今後 Win32 アプリが動かない Windows OS すなわち Windows 10 Mobile はただただ不利なだけのものになってしまいます。
これで、電話もできて、これまでの Win32 アプリも動く、今までになかった新しい価値のスマートフォンとして今後展開されていくものだと思っています。
ただひとつ懸念もあります。
Windows 10 を搭載したスマートフォンは日本で登場しなくなるのではないか
ARM 版 Windows 10 が出ることにより、Atom 搭載で動いていた Windows タブレットが ARM 版 OS に切り替わっていく可能性もあります。最初はタブレット、スマートフォン両方が出るかもしれませんが、スマートフォン上で Win32 アプリを動かすのが難しいまたは Continuum でないとダメなどの制約があると、徐々にタブレットにシフトし、スマートフォンは発売されなくなるという未来も考えられます。
この点をおでさんはかなり気にしているような気がします。
僕はそんなことはないみたいです。この間GPDの実機見せてもらったときも、食指は動きませんでしたし。なのでもし、ARM on WindowsがW10Mを食らうならそのときは
— 沼に潜むOD-10Z / 3ΦΦ (@od_10z) 2017年2月17日
ARM on Windows 10を素直に喜べない僕がいる……。この先W10Mはどうなるのか。期待と不安が入り混じった感じで、テンションが凄く微妙。
— 沼に潜むOD-10Z / 3ΦΦ (@od_10z) 2016年12月8日
僕も気にしてます。
この点は、今後の UWP の普及次第かなというところもあります。
UWP であれば、スマートフォン版・PC 版など分け隔てなく、その端末の画面サイズに応じた UI を、ひとつのバイナリで提供できますし開発者にとっては UI にさえ注意すれば開発は容易なはずです*1。したがって、UWP で作られたアプリが普及すれば、普段は UWP アプリで事を済ませ、どうしてもだめなときは Continuum などで接続し Win32 アプリを立ち上げる…といった流れになったりで、ポケットサイズの端末の優位性は格段に上がります。
ただ現状を考えると、Win32 アプリの優位な状況は変わらず、このままなら上記のような未来は避けられないかな…なんて思ったりしています。
この辺は米国 Microsoft もそうですが、MSKK仕事しろといった感じ。UWP での開発のしやすさ向上、UWP の安定性向上と、UWP を開発するメリットをもっと高めてほしいです。
*1:実際僕自身が開発してるときも、UI だけ気にすれば簡単に実装出来ました