古事連記帖

趣味のこと、技術的なこと、適当につらつら書きます。

Alissa 3.2 をリリースしました

かれこれ1年近く開発が途絶えていた(普段使いで困らなくなってた)Twitterへ画像を投稿するクライアントアプリ Alissa ですが、先日新しいバージョン 3.2 をリリースしました。
このバージョンから、Windows Phone 8.0 向けのリリースはありません。WP8.0 をご利用の方は 3.1 が最終バージョンになります(たぶん日本では誰も使ってないですよね?)
WP8.1 や、その先の Windows 10 Mobile をご利用の方は 3.2 がご利用いただけます。


変更点は以下の通りです。

  • 縦に撮った写真が、読み込むと横方向になってしまう場合があるのを修正しました。
  • 初回起動時や再認証時に、PINコードを入力する画面で「必要な情報が取得できませんでした」と表示されてしまいログインできない問題を修正しました。

縦に撮った写真が、読み込むと横方向になってしまう場合があるのを修正しました

スマートフォンで撮った写真の記録方法には2つあって、撮った向きの通りに記録するもの、EXIF に向きを記述して特定の向きにして (場合によっては反転させて) 記録するものがあります。
そのうち後者の記録方法で保存されている画像を読んだ場合、正しい向きを検知できず間違った向きで読んでしまう問題がありました。
この辺については詳しくは以下のブログで。dwm.me

そんなわけで、EXIF の情報を読んで正しい向きで表示・送信できるようにしました。

初回起動時や再認証時に、PINコードを入力する画面で「必要な情報が取得できませんでした」と表示されてしまいログインできない問題を修正しました

id:tmyt が教えてくれた話ですが、PINコードが表示されているときに、もう一度PINコードを表示するページに遷移しようとしているらしいです(謎
なので、実際にはPINコードが表示されてすぐ遷移してしまうという感じ。一瞬映ったPINコードをうまいこと記憶して入れると実はログインできます…
でも面倒なので、ちゃんとPINコードが出たままになるようにしました。



今回のリリースで、大きなバグがなければ Windows Phone 8.1 向けの更新はこれで終わりです。
そろそろ Windows 10 Mobile が登場する頃合いですので、次のバージョンからは W10M 向けとしてリリースします。あわよくば PC 向けも?
これから頑張ります。


Download from Windows Store

Windows 10 Mobile build 10549 の日本語キーボードがちょっと変わった

触ってて気がついたんですが、Windows 10 Mobile build 10549 のキーボードがちょっと変わってます。


公式ブログでアナウンスがあるとおり、顔文字などの「肌色」が変更できるようになりました。blogs.windows.com


それとは別に、build 10536 までは絵文字選択は縦スクロールでしたが、build 10549 からは横スクロールになり、カテゴリーもいろいろ再編されているようです。
Windows Phone 8.1 と比べると選べる絵文字は増えました。

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こちらは 10536 の絵文字パレットの一部

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そしてこれが 10549 の絵文字パレットの一部

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Windows Phone 8.1 の絵文字パレットはこんな感じ。


10549 のキーボードでちょっとバグっぽいのがあって、 文字変換中にキーボード右上に表示される「∨」をタップすると、10536 では変換候補が一覧で出るようになっていますが、10549 ではキーボードが閉じてしまいます。
いろんな方が Windows フィードバックに投げているようなので、おそらくちゃんとなおるとは思いますが…(フィードバック投げた後改めて見返したら同じようなフィードバックがたくさんあるのに気がつきました…

Windows 10 Mobile にもついにCortanaさんがきました

Windows Phone では結局Cortanaさんと会えませんでしたが、Windows 10 Mobile になってようやく出会うことが出来ました。
Insider Preview で配布中の build 10549 で日本語版 Cortana が使えるようになりました。PC 版では build 10532 で使えるようになってますね。

今回の build 10549 はそれまでの Windows 10 Mobile ビルドからはアップグレードできず、現時点では Windows Phone 8.1 からのアップグレードだけサポートされているようです。
MSDN Blogs


音声認識の言語に日本語が入ってないと動かなかったりしますが、正しく設定するとスタートメニューに Cortana の表示が出るようになったり、検索キーが Cortana さんのアクセスに差し替わります。
検索キー長押しですぐ音声認識にも入ります。
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今日もお疲れ様でした。

なかなか時刻同期しないWindows Phone 手動で同期させる方法

UPDATE: 2016/11/30
Windows 10 Mobile でも同じやり方が通用します。というかちゃんと時刻同期してほしい…。


お手持ちのWindows Phone端末、今表示されている時刻はまわりの時計と比べてどうですか?
時刻設定が「自動」になっている場合、定期的に時刻が同期されていくものだと思っていましたが、ここ最近なかなか同期されず、しまいには1分近く送れて表示されるようになってしまいました。


Twitterでも聞いた感じ、どうやらやはり遅れるみたいで、Windows PCでは既定になっている時刻同期先*1「time.windows.com」が調子よくないのかなぁと思っていましたが、あの @od_10z さんが

という有用なことを言っていたので実践しました。


  1. 設定の「日付+時刻」を開き、「日付と時刻を自動的に設定」を「オフ」にします。
  2. 時間を適当に10分以上離して設定します。
  3. そのまま「日付と時刻を自動的に設定」を「オン」にします。


オンにしたあとすぐさま時刻同期が走ります。



この方法でひとまず手動で時刻同期できるようになりました。

OEM向けに公開されているドキュメントの中で、WP8.1 GDR1 (Update 1) で NTPサポートが入っているみたいなので、たぶんOEM次第ですが、もう少し改善できるのかなぁと思いつつ…
OEM Home | Windows Phone Hardware Development

*1:PCでの既定なので、WindowsPhoneでは違うかもしれないです

Windows Phone 8.1 向けアプリでアプリ名を多言語対応する

id:kazuakix さんに書けって言われたので(謎

アプリ名をさくっと多言語対応しましょう
Windows Phone Silverlight のときは、アプリ名を多言語化する場合ネイティブDLLを作ったりと面倒でしたが、WinRTベースのWindows Phoneアプリでは簡単です。


なお、コントロールやメッセージを多言語化する方法は様々な人が書いています。blog.ch3cooh.jp

実は、リソースファイルに入れたメッセージをアプリ名として設定することができます。


プロジェクトに、Stringsフォルダーを作り、その下に対応したい言語の名前(日本語であれば「ja-JP」や「ja」)のフォルダーを作ります。その中に「リソース ファイル (.resw)」を追加してください。名前はそのまま「Resources.resw」でOK。
既定の言語に対応したフォルダーがあれば、対応していない言語ではそのフォルダーにあるリソースを勝手に読んでくれます。


追加したリソースファイルに、同じキー名でそれぞれの言語に対応した名前を追加します。キー名はひとまず「AppName」にしました。
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「Package.appxmanifest」を開いて、[アプリケーション]の[表示名]を、ms-resource:AppName にします。AppNameは先ほどリソースファイルに追加したキー名です。
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これでOK
すると言語を変えればそれに合わせてアプリ名が変わります。

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ほら、簡単でしょう?

MADOSMA のファームウェアアップデート告知がでました

7月6日にリリースされる予定の MADOSMA のファームウェアアップデート 1.0.0.8 の内容が告知されていました。

www2.mouse-jp.co.jp

輝度の設定に調整が入るようで、低設定がさらに暗くなるようです。これで夜寝る前のツイッターがはかどる…


IIJmio のAPN設定の修正は、IIJmio 公式でアナウンスされていたのを修正する形ですね。

IPv6を使うために手動設定する必要がなくなるのはありがたいです。


今後予定されているファームウェアアップデートもいろいろ気になるものが多く、これからに期待しています。
スケーリングの問題は…UIに影響する問題なので後から変更するのは難しそうなのはわかります…。


以下はリリースされた内容の引用です。

次回ファームウェア更新(1.0.0.8)の変更予定項目をご案内します。

1.画面の明るさをより暗く出来るように調整しました。
「低」の設定値を 33% から 15% に変更しています。

2. 「拡大表示」が標準で「オフ」になるように変更しました。
意図しないタイミングで拡大表示になってしまうのを防ぎます。
(適用前に拡大された場合は二本指ダブルタップで元に戻せます)

3. 「バイブレーション」の強度を変更出来るようにしました。
より強く、または無効にしていただくことが可能です。

4. PCに接続した際、「不明なデバイス」が表示される場合があるのを修正しました。

5. IIJmio 様のAPN設定を「IPv4/v6」に変更しました。

7/6以降のOTA配信を予定していますが、確定次第、記載いたします。
容量は約60MBです。更新の前に、1.0.0.5 を適用する必要があります。

なお、以下は現在対応検討中(既知の不具合)の項目となります(ストアアプリ個別を除く)。
次回以降のアップデートにて対応すべく調整中となります。

a. バッテリーを急激に消費した場合の日本語表記がおかしい。
b. 「カメラ」ソフトウェアの一部が日本語化されていない。
c. 「カメラ」の標準ホワイトバランスの修正(青が強い)。
d. Bluetooth 経由でのインターネット共有が不安定な場合がある。
e. 電源オフの状態で充電した場合、充電が100%になっても充電LEDが消灯しない。

また、ご指摘いただいております画面のスケールにつきましては(特にLumia 830との比較)、
敢えて現状のままとしたいと考えております。こちらについては別途ご説明します。

Windows PhoneのIEで開いているページをスタート画面にピン留めする

Windows PhoneのIEは、ページをお気に入りに入れる他に、スタート画面にタイルとしてピン留めすることができます。


やり方は簡単です。
ピン留めしたいサイトを選んで、「...」からアプリバーを開き、「スタート画面に追加」をタップするだけです。
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するとタイル生成がおこなわれ、スタート画面に移動して追加されたことを教えてくれます。
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Impress Watchなど、タイルに情報を表示できるように設定したサイトをピン留めすると、タイルに最新情報などが表示されるようになります。
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この仕組みと、タイルのグルーピングをうまいこと利用すると
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Impress Watch Watcher! …という具合に簡易RSSリーダーみたいな使い方が出来るようになります。
もちろん、タイル対応していないサイトではこれらは機能せず、単なるタイルブックマークになるだけです。



なお、このタイルとしてピン留めする機能は、Windows 8でもできます。知ってる人は知っている?